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コマンドプロンプト TOP最新IT情報 TOP > バックアップの効率化への道 2 ツールの基本機能

万が一のシステムの故障などに備え、欠かせないバックアップ。

ここでは前回の「バックアップツールの仕組み」に引き続き、 バックアップツールの基本機能や、バックアップを効率的に行う為の機能などについて書いています。

バックアップツールの機能

「データ」と一口に言っても、種類によって更新する頻度が高いものやそうでないものがあります。 データは常に新しいものを保護する必要があり、 バックアップを行う場合、更新する頻度の高いデータはバックアップも頻繁に行わなくてはありません。

そこで、バックアップツールではそういったファイルの特性によって 使い分ける事のできる、複数のバックアップ機能を提供しています。

■データバックアップ・イメージバックアップ

バックアップするデータの中には、アプリケーションなどのシステムと、ユーザーが追加していく データ等がありますが、 システムに関しては頻繁なバックアップを行う必要がないなど、 データの種類によってバックアップを行うタイミングは異なります。

そこでバックアップツールでは、 ファイル単位でバックアップする「データバックアップ」機能、 ディスクを丸ごとイメージ化し、バックアップする「イメージバックアップ」機能を提供しています。

ファイルやレコード単位でのバックアップには「データバックアップ」、 バックアップに時間がかかるようなシステムの場合には「イメージバックアップ」が有効とされており、 特にイメージバックアップでは、 通常のファイル単位でのバックアップよりも高速なバックアップが行え、 リカバリ時などにも迅速なシステムの復旧が可能となります。

■増分バックアップ・差分バックアップ

毎回全てのファイルをバックアップしていたのでは、時間がかかり非効率的です。

一旦データをフルバックアップした後は、更新&追加されたファイルのみをバックアップすればよいわけで、 そういった機能を実現する為に考えられたのが「増分バックアップ」と「差分バックアップ」です。

【増分バックアップとは】
一旦データをフルバックアップし、その後は、 バックアップ後に更新されたファイルだけをバックアップする。 (アーカイブ属性のファイルをフルバックアップした後、アーカイブ属性を解除)

【差分バックアップとは】
フルバックアップ以降に更新されたファイルは、全てバックアップ。 (アーカイブ属性のファイルをフルバックアップした後、アーカイブ属性を解除しない)

■オンラインバックアップ

サーバなどを稼働させたまま、データをバックアップする為の機能

■LANフリーバックアップ

バックアップ時、LANを使用せずにSAN(Storage Area Network)専用のネットワークを経由してバックアップを行う。

バックアップツールではこの他にも、別の方法を利用したバックアップ機能や、 これらのバックアップのスケジュールを管理する「運用管理機能」など、 沢山の便利な機能を備えています。

中でも、バックアップを高速に行う為に搭載されているデータ重複排除機能などは、 効率的にバックアップを行う為には欠かせない機能として注目が集まっています。

1:バックアップツール・仕組みの一例

2:バックアップツール・基本機能

3:バックアップにも使えるコマンド XCOPY

4:XCOPYによるバックアップの例

バックアップツールの機能の詳細な内容やイメージ図、及び バックアップ&リカバリの効率化・高速化、バックアップツールを選ぶポイントなどについての詳しい記事は、 キーマンズネットバックアップカテゴリ内の 「 バックアップ最新事情&リストア・リカバリ機能 」で読む事ができます。

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