◆ arp | |
arp
-a
[IPアドレス]
[-n
インターフェイス]
arp -s IPアドレス MACアドレス [インターフェイス] arp -d IPアドレス [インターフェイス] arpはIPアドレスとMACアドレスの対応を確認・設定するコマンドである パラメータ IPアドレス・・IPアドレスを指定する MACアドレス・・MACアドレスを指定する インターフェイス・・インターフェイス番号を指定する -a arpキャッシュを調べ、エントリを表示。IPアドレスを指定した時には そのIPアドレスとMACアドレスの対照表を表示する。 IPアドレスを指定しなければ、全てのarpエントリを表示 -n インターフェイス 「0x1000003」のようなインターフェイス番号を指定すると、 そのインターフェイスのarpエントリを表示する -a 「-a」オプションと同じ -s arpエントリを追加し、IPアドレスを物理アドレスを関連付ける -d IPアドレスで指定したarpエントリを削除する
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◆ ftp | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ftp
[-v]
[-d]
[-i]
[-n]
[-g]
[-s:ファイル名]
[-a]
[-w:バッファ]
[-A]
[ホスト名]
ftpはFTPサーバにファイル転送プロトコルを使ってファイルを転送する コマンドライン型FTPクライアントである パラメータ ファイル名・・ファイル名を指定する バッファ・・バッファのサイズを指定する ホスト名・・FTPサーバのホスト名またはIPアドレスを指定する -v リモートサーバからのメッセージを表示しないようにする -n 初期接続時に自動ログインしないようにする -i 複数のファイルを転送する(MPUTとMGET)時に対話型に動作しないようにする -d デバッグモードで実行 -g ローカルファイル名とパス名でワイルドカードが使えるようにする -s:ファイル名 FTPで使えるコマンドが記述されているファイル名を指定 記述されたコマンドが自動的に実行される -a データ接続を開始する際に任意のインターフェイスを使えるように -A anonymousログインをする -w:バッファ 転送時に使うバッファサイズを指定する(デフォルトは4096バイト) ホスト名 FTPサービスが稼動しているリモートホストのIPアドレスまたはホスト名を指定 -help または --help ヘルプを表示 ホストを指定しない場合、「ftp>」というプロンプトになる。 このプロンプトはFTPで使えるコマンド専用のものである。 WindowsのFTPコマンドでは、パッシブモード(passive mode : 受動モード)をサポートしていない。 接続・切断に関するコマンド一覧
ファイル・ディレクトリに関するコマンド一覧
ファイル転送に関するコマンド一覧
動作状態に関するコマンド一覧
その他のコマンド一覧
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◆ getmac | |
getmac
[/s
システム
[/u
[ドメイン¥]]
ユーザー名
[/p
[パスワード]]]]
[/fo 形式] [/nh] [/v] getmacは、ネットワークアダプタ(LANカード)のMACアドレスを表示するコマンドである パラメータ システム・・リモートシステムを指定する [ドメイン¥]ユーザー名・・ユーザー名を指定する パスワード・・パスワードを指定する 形式・・出力の表示形式を指定する /s 接続先のリモートシステムを指定する。 ¥をつけたコンピュータ名ではないことに注意する。 /u リモートシステムにログインするユーザー名を指定する。 ドメイン名が異なる場合には、「ドメイン名¥」に続けてユーザー名を入力する /p リモートシステムにログインするパスワードを指定する。 パスワードを指定しなかった時には、出力する前にパスワードの入力が要求される。 /fo 出力形式をTABLE、LIST、CSVから指定する。 /v 接続名とアダプタに関する情報も出力する。 /nh 出力で列ヘッダを表示しない。形式でTABLEとCSVを指定した時のみ有効。 /? ヘルプを表示する。
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◆ ipconfig | |
ipconfig
[/?
|
/all
|
/release [アダプタ]
|
/renew [アダプタ]
|
/flushdns
|
/registerdns
| /showclassid アダプタ | /setclassid アダプタ [クラスID]] ipconfigは、ネットワークアダプタのIPに関する情報を表示・設定するための コマンドである パラメータ アダプタ・・ネットワークアダプタ。「*」「?」を使う事ができる クラスID・・クラスIDを指定する /all 全てのIP設定を表示する。 /release アダプタ 指定したアダプタの設定を解放する。 DHCPクライアントの場合、「0.0.0.0/0.0.0.0」になる。 アダプタを指定しなければ、全てのアダプタの設定が解放される。DHCPクライアントの場合のみ有効。 /renew アダプタ 指定されたアダプタのIP設定を更新する。 アダプタを指定しなければ、全てのアダプタの設定が解放される。 DHCPクライアントの場合のみ有効。 /flushdns 実行したホストのDNSキャッシュをクリアする。 /registerdns DHCPリースを更新し、DNSサーバがダイナミックDNSサーバの場合に再登録する。 /displaydns DNSキャッシュを表示する。 /showclassid DHCPクラスIDを表示する。 /setclassid DHCPクラスIDを変更する。 /? ヘルプを表示する。
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◆ nbtstat | |
nbtstat
[[-a
リモート名]
[-A
IPアドレス]
[-c]
[-n]
[-r]
[-R]
[-RR] [-s] [-S] [インターバル]] nbtstatは、NetBIOS over TCP/IPの接続に関する情報を表示するコマンドである パラメータ リモート名・・リモートコンピュータのコンピュータ名を指定する IPアドレス・・IPアドレスを指定する インターバル・・待機時間(単位秒)を指定する -a 指定したコンピュータ名のマシンの名前テーブルを表示する。MACアドレスも表示される。 -A 指定したIPアドレスのマシンの名前テーブルを表示する。MACアドレスも表示される。 -c 指定したマシンの名前キャッシュを表示する。 コンピュータ名、タイプ、IPアドレス、有効時間などが表示される。 -n 実行したマシンのリモートキャッシュ名前テーブルを表示する。 -r WINSサーバとブロードキャストによって解決した名前の統計情報を表示する。 -R リモートキャッシュ名前テーブルを破棄してからLMHOSTSファイルをリロードする。 -S NBTのセッションを表示する。相手はIPアドレスで表示される。 -s NBTのセッションを表示する。相手はコンピュータ名で表示される。 -RR WINSサーバに登録された情報をいったん破棄し、改めて登録する。 インターバル 統計情報を表示する間隔を秒単位で指定する。 Ctrl+Cキーが押されるまでNBTSTATコマンドが指定された秒数間隔で実行される。
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◆ net | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
net
[ACCOUNTS
|
COMPUTER
|
CONFIG
|
CONTINUE
|
FILE
| GROUP | HELP | HELPMSG | LOCALGROUP | NAME | PAUSE | PRINT | SEND | SESSION | SHARE | START | STATISTICS | STOP | TIME | USE | USER | VIEW] netは、TCP/IPネットワーク上に構築されたWindowsネットワーク全般に関して情報を得たり、 設定を変更する重要なコマンドである。 このコマンドは、22のサブコマンドと組み合わせて使い、サブコマンドごとにいくつかのオプション とパラメータを持っている。 ◆ サブコマンドのページへ ◆ ユーザー・グループ・コンピュータのアカウントに関するサブコマンド(サブコマンド名をクリック)
サービスに関するサブコマンド(サブコマンド名をクリック)
共有サービスに関するサブコマンド(サブコマンド名をクリック)
その他のサブコマンド(サブコマンド名をクリック)
ヘルプ関連(サブコマンド名をクリック)
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◆ netstat | |
netstat
[-a]
[-e]
[-n]
[-s]
[-p プロトコル]
[-r]
[インターバル]
netstatは、TCP/IPプロトコルでの通信の状態を表示するコマンドである。 実行したホストのサービス状況やホストへの接続状態を確認する事に使う。 主としてサーバで実行して、意図したサービスポートだけが待機状態(LISTENING)にあるかどうか、 予期していないポートへの接続がないかなどを確認する。 パラメータ プロトコル・・プロトコル。tcp、udp、ipから指定する。 インターバル・・待機時間を秒単位で指定する。 -a 全てのTCP/IP接続と待機中のポート(LISTENING)を表示する。 -e アダプタのEthernetに関する統計を表示する。 -n IPアドレスをポート番号をそのまま表示する。デフォルトでは名前解決され、 telnetやftpのようなwell-knownポートで表示される。 -p プロトコル プロトコルごとの接続状況を表示する。プロトコルにはtcpかudpを指定する。 「-s」オプションとともに使う場合には、tcp、udpの他ipも指定できる。 -r ルーティングケーブルを表示する。「route PRINT」と同じ。 -s プロトコル別の統計を表示する。デフォルトではTCP、UDP、ICMPとIP別に統計が表示される。 「-p」オプションとともに指定するとプロトコルごとに表示でき、 「-a」オプションとともに指定するとEthernet統計情報も加えることができる。 インターバル 統計情報を表示する間隔を秒単位で指定する。 「Ctrl」+「C」キーが押されるまでNETSTATコマンドが、指定された秒数間隔で実行される。 /? ヘルプを表示する。 -o WindowsXPのみのオプションで、プロセスIDを統計情報に含める。
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◆ nslookup | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
nslookup
[-set_option]
[IPアドレス
|
ドメイン名
|
ホスト名
[DNSサーバ名]]
nslookupは、DNSサーバに問い合わせをして、正引き(ホスト名あるいはドメイン名からIPアドレスを検索) や逆引き(IPアドレスからホスト名を検索)をする時に使用するコマンドである。 パラメータ IPアドレス・・IPアドレスを指定する。 ドメイン名・・ドメイン名を指定する。 ホスト名・・ホスト名を指定する。 DNSサーバ名・・DNSサーバ名を指定する。 set_option 対話モードのsetオプションを指定する。 NSLOOKUPのプロンプトで利用できるコマンド
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◆ ping | |
ping
[-t]
[-a]
[-n 回数]
[-l サイズ]
[-f]
[-i TTL]
[-v TOS]
[-r 回数]
[-s 回数]
[[-j ホストリスト] | [-k ホストリスト]] [-w ミリ秒数] 対象 pingは、ICMP(Internet Control Message Protocol)を使ってIPパケットが正常に 到達しているかを確認するコマンドである。 サーバやクライアント、ルータ、プリンタなどIPアドレスが割り当てられている機器全般に対して実行し、 IPでの接続が正常かどうかを確認するためによく使われる。 パラメータ 回数・・ 送信する回数を指定する。 サイズ・・ パケットのデータ部分のサイズを指定。単位はバイト。 TTL・・ 「Time To Live」を指定する。デフォルトは255。 TOS・・ 「Time Of Service」を指定する。 ホストリスト・・ ホストをリストしたファイルを指定する。 ミリ秒数・・ タイムアウトするまでのミリ秒数を指定する。 対象・・ 対象をする機器のIPアドレスまたはホスト名を指定。 -t 中止するまでパケットを送信する。「Ctrl」+「Break」キーを押すと統計情報を表示 してからパケットを送信し、「Ctrl」+「C」キーで中止する。 -a IPアドレスが指定された場合に名前解決をする。デフォルトでは名前解決はしない。 -n 回数 パケットの送信回数を指定する。デフォルトでは4回。 -l tサイズ 送信するパケットのデータ部分のサイズを指定する。デフォルトは32バイト。 -f パケットを分割することを禁止する。 -i TTL 「Time To Live」を指定する。 -v TOS 「Time Of Service」を指定する。 -r 回数 発信パケットと返信パケットのルートをRecord Routeフィールドに記録する。 1から9の範囲で指定する。 -s 回数 countで指定した数のホップに対してタイムスタンプを指定する。 いから4の範囲で指定する。 -j ホストリスト ホストリストに沿ったゆるやかなソースルートを指定する。 ゲートウェイで区切られる可能性がある。 -k ホストリスト ホストリストに沿った厳密なソースルートを指定する。ゲートウェイで区切られない。 -w ミリ秒数 リプライを待つ時間(タイムアウトするまでの時間)をミリ秒で指定する。 pingコマンドはネットワーク管理の基本ともいえるコマンドだが、ICMPは、TCP/IPスタックの中では IPと同じ層に位置するプロトコル(パケットは見かけ上IPに運ばれる)で、「Ping of death」と呼ばれるような 巨大なパケットを送り続けることで対象機器をダウンさせるような攻撃があるため、インターネットサーバやルータでは ICMPをシャットアウトするように設定している場合もあるので、pingコマンドのリプライがないからといって、IP接続が 異常であると断定することは出来ない。
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◆ route | |
route
[-f]
[-p]
[コマンド
[対象]
[MASK ネットマスク]
[ゲートウェイ]
[METRIC メトリック] [IF インターフェイス]] routeは、ネットワークのルーティングテーブルに関する情報を一覧表示したり 設定を変更するコマンドである。 パラメータ コマンド・・ PRINT、ADD、DELETE、CHANGEのいずれかを指定する。 対象・・ ターゲットとなるホストを指定する。 ネットマスク・・ サブネットマスクの値。指定しなければ「255.255.255.255」となる。 ゲートウェイ・・ ゲートウェイのIPアドレスを指定する。 メトリック・・ メトリック値を指定する。 インターフェイス・・ インターフェイス番号を指定する。 -f ルーティングテーブルの内容を全て消去する。コマンドと併用された場合には、 ルーティングテーブルが消去されてからコマンドが実行される。 -p コマンドと併用すると変更がレジストリに登録され、再起動後も変更が自動的に反映される。 ********* ********* ********* ********* ********* ********* ********* ********* 単一のネットワークで、インターネットに接続しているだけという状態では、ルーティングテーブルを 意識する事はほとんどないだろう。が、ネットワーク上に複数のゲートウェイがある場合、例えば支社が本社を 経由してインターネット接続しているような場合では、本社側のインターネット接続ルータが支社のIPネットワーク の存在を知らなければ、支社はインターネット接続ができない。 これは、インターネット側からの返事のパケットの届け先を本社のルータが知らないからである。 こういった場合にルーティングテーブルを編集する必要性が出てくる。 なお、オプションをなにも指定せずに、routeコマンドを実行すると、ヘルプが表示される。
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◆ telnet | |||||||||||||||||||||||||||||
telnet
対象
ポート
telnetは、TCP/IPネットワークでリモートにあるサーバを端末から操作できるように するプロトコルであり、そのために利用するコマンドである。 パラメータ 対象・・ 対象となる機器のIPアドレスまたはホスト名を指定する。 ポート・・ telnet接続で使用するポート番号を指定する。 TELNETでサポートされているコマンド
この中でも重要なのはSETコマンドで、設定できるオプションは以下の通り。 SETコマンドのオプションパラメータ
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◆ tlntadmn | |
tlntadmn
¥¥ホスト名
アカウント
[コマンド]
オプション
tlntadmnは、Windows 2000/XPが標準で提供しているtelnetサービスを 管理するためのコマンドである。 tlntadmnコマンドでは、書式のようにパラメータやオプション、コマンドによって制御する事ができるが、 tlntadmnコマンドをそのまま起動するとメニューが表示されるため、メニューで制御する方がわかりやすい。 パラメータ ホスト名・・ 制御するtelnetサーバ名を指定する。 アカウント・・ telnetサーバ上で管理者権限を持ったアカウント。「-u」でユーザ名を、 「-p」でパスワードを指定できる。 コマンド・・指定できるコマンドは以下の通り
-s telnetセッションを表示する。 -k セッションID セッションIDを終了する。allを指定すると全てのセッションを終了する。 -m セッションID メッセージ 指定したセッションID宛てにメッセージを送信する。 allを指定すると全てのセッション宛てにメッセージを送信する。
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◆ tracert | |
tracert
[-d]
[-h 最大ホップ数]
[-j ホストリスト]
[-w ミリ秒数]
対象
tracertは、UNIXで使われているtracerouteコマンドのWindows版コマンドである。 UNIXのtracerouteはUDPパケットを使うが、WindowsのtracertコマンドはICMPパケットを使う点が異なる。 パラメータ 最大ホップ数・・ 最大のホップ数を指定する。 ホストリスト・・ ホストをリストしたファイルを指定する。 ミリ秒数・・ タイムアウトするまでのミリ秒数を指定する。 対象・・ 対象となる機器のIPアドレスまたはホスト名を指定する。 -d 経路中のIPアドレスの名前解決をしない。デフォルトは名前解決をする。 -h 最大ホップ数 対象に達するまでの最大ホップ数を指定する。デフォルトは30。 -j ホストリスト ホストリストhost-listにそった緩やかなソースルートを指定する。ゲートウェイで区切られる可能性がある。 -w ミリ秒数 リプライを待つ時間(タイムアウトするまでの時間)をミリ秒で指定する。
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◆ pathping | |
pathping
[-n]
[-h 最大ホップ数]
[-g ホストリスト]
[-p 待機時間]
[-q 回数]
[-w ミリ秒数] [-t] [-R] [-r] 対象 pathpingは、ICMPを使って接続を確認するpingコマンドと、経路を調べるtracertコマンドの 両方の機能を併せ持ったコマンドである。 対象への経路を調べてから、各経路上のルータに対してパケットの遅延時間や損失を 統計的にとりまとめる。 パラメータ 最大ホップ数・・ 最大ホップ数を指定する。デフォルトは30。 ホストリスト・・ ホストをリストしたファイルを指定する。 待機時間・・ 待機時間を指定する。単位はミリ秒。 回数・・ ICMP ECHOメッセージの数。デフォルトは100。 ミリ秒数・・ タイムアウトするまでのミリ秒数を指定する。 対象・・ 対象となる機器のIPアドレスまたはホスト名を指定する。 -n IPアドレスが指定された場合に名前解決をしない。デフォルトは名前解決する。 -h 最大ホップ数 対象に達するまでの最大ホップ数を指定する。 -g ホストリスト ホストリストに沿ったゆるやかなソースルートを指定する。ゲートウェイで区切られる可能性がある。 -p 待機時間 pingとpingの間の待機時間を指定する。 -q 回数 ホップあたりのクエリ数を指定する。 -w ミリ秒数 リプライを待つ時間(タイムアウトするまでの時間)を、ミリ秒で指定する。 -t レイヤ2のタグを使って経路上の各ホップに送信する。 QoS(Quality of Service)接続のテストに使用する。 -R 経路上のルータがRSVP(Resource Reservation Protocol)をサポートしているかどうかを調べる。 QoS接続のテストに使用する。
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