コマンドプロンプト MS-DOSを使ってみよう!

MS-DOSとの関係、コマンドプロンプトの使用方法やバッチファイル作成方法など、ぜひ覚えて使ってみよう!

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NETの「サブコマンド」について解説。
数が多く詳しい解説が必要だと思われるため、新たにページを設けました。

NETコマンドの簡易的な解説については、ネットワークページのNETコマンドをご覧ください。
◆ NET ACCOUNTS

NET ACCOUNTS [/FORCELOGOFF:[ | NO]]
[/MINPWLEN:文字数]
[/MAXPWAGE:[日数 | UNLIMITED]]
[/MINPWAGE:日数]
[/UNIQUEPW:数値] [/DOMAIN]

NET ACCOUNTSは、ユーザーアカウントデータベース全体の設定を変更し、
全てのアカウントに対するパスワードとログオン要件を修正する


パラメータ
 分・・分数を指定する
 文字数・・文字数を指定する
 日数・・日数を指定する
 数値・・数値を指定する

/FORCELOGOFF:分 or NO
 アカウントの有効期限が切れたり、ログオン時間が設定した時間を超過した場合に
 ユーザーを強制的にログオフさせるまでの時間を設定する。
 デフォルトはNOで、強制的にログオフしない。
/MINPWLEN:文字数
 パスワードの最小文字数を設定する。0~127の値を設定する。
 デフォルトは6文字。
/MAXPWAGE:日数 or UNLIMITED
 パスワードの最大有効日数を設定する。UNLIMITEDで無制限となる。
 「/MAXPWAGE」は、「/MINPWAGE」より大きくなければならない。
 1~999の値で設定する。デフォルトは90。
/MINPWAGE:日数
 パスワードを変更できるまでの最小日数を設定する。0なら最小日数は設定されない。
 「/MINPWAGE」は、「/MAXPWAGE」より小さくなければならない。
 0~999の値で設定する。デフォルトは0。
/UNIQUEPW:数値
 以前使っていたパスワードが再び使えるようになるまでに、変更しなければならない回数を
 設定する。最大値は24。
/DOMAIN
 ドメインコントローラ上でコマンドを実行する。このオプションを指定しなければ、
 ローカルコンピュータ上でコマンドを実行する。

■ 使用例 ■

・強制ログオンまでの時間を50分に、最小パスワード長を9に、パスワードの有効期間を80日に設定

C:¥>net accounts /FORCELOGOFF:50 /MINPWLEN:9 /MAXPWAGE:80
◆ NET COMPUTER

NET COMPUTER ¥¥コンピュータ名 [/add | /del]

NET COMPUTERは、 ドメインデータベースにコンピュータを追加・削除するコマンドである。
ドメインコントローラであるWindows NT Server/2000 Server/Server 2003のみで使用可能。


パラメータ
 ¥¥コンピュータ名・・ドメインに追加・削除するコンピュータを指定する

/add
 指定したコンピュータをドメインに追加する
/del
 指定したコンピュータをドメインから削除する

■ 使用例 ■

・Wxpというコンピュータをドメインに追加

C:¥>net computer ¥¥Wxp /add

・Wxpというコンピュータをドメインから削除

C:¥>net computer ¥¥Wxp /del
◆ NET USER

NET USER [ユーザー名 [パスワード | *] [ オプション ]] /DOMAIN
NET USER ユーザー名 [パスワード | *] /ADD [オプション] [/DOMAIN]
NET USER ユーザー名 [/DELETE] [/DOMAIN]

NET USERは、ユーザーアカウントデータベース内のユーザーアカウントを表示・
修正・追加・削除するコマンドである


パラメータ
 ユーザー名・・ユーザーアカウントを指定する。1バイト文字で20文字以内
 パスワード・・パスワードを指定する。NET ACCOUNTSコマンドの「/MINPWLEN」オプションで設定して
        最小文字数以上の長さでなければならない。最大で1バイト文字で14文字以内
 * ・・パスワードを入力するプロンプトを表示する

/DOMAIN
 ドメインコントローラ上でコマンドを実行する。
 このオプションを指定しなければ、ローカルコンピュータ上でコマンドを実行する。
/ADD
 ユーザーアカウントデータベースにユーザーアカウントを追加する。
/DELETE
 ユーザーアカウントデータベースからユーザーアカウントを削除する。


NET USERの[オプション]で利用可能なもの
/ACTIVE:YES | NO アカウントを有効または無効にする。
/COMMENT:"テキスト" ユーザーアカウントに関するコメントを指定する。テキストは48文字以内で、 ダブルクォーテーションで囲む。
/COUNTRYCODE:nnn Windowsのカントリーコードを指定する。カントリーコードはヘルプやエラーメッセージ を表示するときの言語を指定する。0を指定すると、既定のカントリーコードを 指定したことになる。
/EXPIRES:日付 | NEVER アカウントの有効期間の日付を指定する。NEVERを指定すると、アカウントに有効期間を設定しない。 日付の形式はシステムの日付の形式の設定にもよるが、デフォルトyy/mm/ddである。 年は2桁か4桁で指定し、カンマ「,」またはスラッシュ「/」で区切り、スペースは使用不可。
/FULLNAME:"名前" ユーザーのフルネームを指定する。名前はダブルクォーテーションで囲む。
/HOMEDIR:パス名 ユーザーのホームディレクトリのパスを指定する。
/PASSWORDCHG:
YES | NO
ユーザーにパスワードの変更を許可するかどうかを設定する。デフォルトはYES。
/PASSWORDREQ:
YES | NO
ユーザーアカウントにパスワードが必要かどうかを設定する。デフォルトはYES。
/PROFILEPATH :パス ユーザーのログオンプロファイルのパスを指定する。
/SCRIPTPATH:パス名 ユーザーのログオンスクリプトを指定する。
/TIMES:時間 | ALL ユーザーがログオンできる時間を設定する。時間は、 曜日 [-曜日] [,曜日 [-曜日]]  ,時刻 [-時刻] [,時刻 [-時刻]] で指定する。曜日は英単語または短縮形で、時刻は12時間制か24時間制で、12時間制では am、pmか、a.m.、p.m.を使って1時間刻みで指定する。 ALLを指定すると、ユーザーはいつでもログオンできる。空白を指定すると、ユーザーはログオンできない。
/USERCOMMENT:
"テキスト"
管理者がアカウントに対するユーザーのコメントを追加または変更できるようにする。
/WORKSTATIONS:
コンピュータ名 | *
ユーザーがネットワークにログオンする時のコンピュータを8台まで指定できる。「/WORKSTATIONS」 に何も指定しないか、または「*」を指定すると、ユーザーはどのコンピュータからでもログオンできる。

■ 使用例 ■

・ローカルコンピュータのアカウントを一覧表示する

C:¥>net user
◆ NET GROUP

NET GROUP [グループ名 [/COMMENT :"テキスト"]] [/DOMAIN]
NET GROUP グループ名 [/ADD [/COMMENT :"テキスト"] | /DELETE] [/DOMAIN]
NET GROUP グループ名 ユーザー名 [...] [/ADD | /DELETE] [/DOMAIN]

NET GROUPは、サーバー上のグローバルグループを表示・追加・修正する。
ドメインコントローラーであるWindows NT Server/2000 Server/Server 2003上か、あるいは
ドメインに参加しているコンピュータ上でのみ実行できる。


パラメータ
 グループ名・・サーバ上のグローバルグループの名前を指定する。グループ名だけを指定すると
        そのグループに所属しているユーザーの一覧が表示される。
 ユーザー名 [...]・・ユーザーをグローバルグループに追加または削除する。
        複数のユーザー名を指定するには、1バイトスペースで区切る。

/COMMENT:"テキスト"
 グローバルグループにコメントを追加する。コメントは48文字以内でダブルクォーテーションで囲む。
/DOMAIN
 ドメインコントローラ上でコマンドを実行する。
 このオプションを指定しなければ、ローカルコンピュータ上でコマンドを実行する。
/ADD
 グローバルグループを追加する。またはグローバルグループにユーザーを追加する。
/DELETE
 グローバルグループを削除する。またはグローバルグループからユーザーを削除する。

■ 使用例 ■

・グローバルグループを表示する

C:¥>net group
◆ NET LOCALGROUP

NET LOCALGROUP [グループ名 [/COMMENT :"テキスト"]] [/DOMAIN]
NET LOCALGROUP グループ名 [/ADD [/COMMENT :"テキスト"] | /DELETE] [/DOMAIN]
NET LOCALGROUP グループ名 名前 [...] [/ADD | /DELETE] [/DOMAIN]

NET LOCALGROUPは、ローカルグループのアカウントに関する情報を表示し、 設定するコマンドである。

パラメータ
 グループ名・・ローカルグループの名前を指定する。
        グループ名だけを指定すると、そのグループに所属しているユーザーの一覧が表示される。
 名前 [...]・・ユーザーをローカルグループに追加、又は削除する。
        複数のユーザー名を指定するにはスペースで区切る。名前として指定できるのは、
        ユーザーまたはグローバルグループで、ローカルグループは指定できない。別のドメインの
        ユーザーの場合には、domain_name¥user_nameのようにユーザー名の前にドメイン名を付ける。

/COMMENT:"テキスト"
 ローカルグループにコメントを追加する。コメントは48文字以内でダブルクォーテーションで囲む。
/DOMAIN
 ドメインコントローラ上でコマンドを実行する。
 このオプションを指定しなければ、ローカルコンピュータ上でコマンドを実行する。
/ADD
 ローカルグループを追加する。またはグループにローカルユーザーを追加する。
/DELETE
 ローカルグループを削除する。またはグループからローカルユーザーを削除する。

■ 使用例 ■

・ローカルコンピュータのローカルグループを表示させる

C:¥>net localgroup
◆ NET START

NET START [サービス名]

NET START/STOP/PAUSE/CONTINUEは、サービスに関する動作を変更するコマンドで、
コントロールパネルの管理ツール-サービスで提供している、サービスの状態の、"開始""停止"
"一時停止""再開"の各ボタンと同様の働きをすることが出来る。
スペースの含まれているサービス名はダブルクォーテーションで囲む。
サービス名を指定しないでこのコマンドを実行すると、現在提供中のサービスが一覧表示される。



[サービス名]で指定できる主なもの
ALERTER 警告サービス
CLIENT SERVICE FOR NETWARE NetWareクライアント
CLIPBOOK SERVER クリップブック
COMPUTER BROWSER コンピュータブラウザ
DHCP CLIENT DHCPクライアント
DIRECTORY REPLICATOR ディレクトリ複製サービス
EVENTLOG イベントログ
LPDSVC LPDデーモン
MESSENGER メッセンジャー
NET LOGON NetLogonサービス
NETWORK DDE NetWork Dynamic Data Exchange
NETWORK DDE DSDM NetWork DDE 管理サービス
NETWORK MONITORING AGENT ネットワークモニタリングエージェント
NT LM SECURITY SUPPORT PROVIDER 名前つきパイプ以外のトランスポートを使っているRPCプログラムのサポート
PLUG AND PLAY プラグアンドプレイ
REMOTE ACCESS CONNECTION MANAGER リモートアクセス接続マネージャ
REMOTE ACCESS SERVER リモートアクセスサーバ
REMOTE PROCEDURE CALL (RPC) LOCATOR RPCロケータ
REMOTE PROCEDURE CALL (RPC) SERVICE RPCサーバ
SERVER サーバ
SIMPLE TCP/IP SERVICES シンプルTCP/IPサービス
SNMP SNMP
SPOOLER スプーラ
TASK SCHEDULER タスクスケジューラ
TCPIP NETBIOS HELPER TCP/IP NetBIOSヘルパー
UPS UPS
WORKSTATION ワークステーション


[サービス名]で指定できるもののうち、Windows NT Server/2000
Server/Server2003でだけ使えるサービス

FILE SERVER FOR MACINTOSH Macintoshファイルサーバ
GATEWAY SERVICE FOR NETWARE NetWareゲートウェイサービス
MICROSOFT DHCP SERVER DHCPサーバ
PRINT SERVER FOR MACINTOSH Macintoshプリントサーバ
Windows INTERNET NAME SERVICE WINSサーバ

■ 使用例 ■

・コンピュータブラウザサービスを開始する

C:¥>net start "Computer Browser"
◆ NET STOP

NET STOP サービス

NET STOPは、現在提供しているサービスを停止する。
そのサービスが使っている全てのネットワークサービスが取り消され、そのサービスに依存する、
他のサービスがあれば、それらも停止する。


オプション
 NET STARTのオプションを参照。

■ 使用例 ■

・コンピュータブラウザサービスを停止する

C:¥>net stop "Computer Browser"
◆ NET PAUSE

NET PAUSE サービス

NET PAUSEは、現在提供しているサービスを一時停止する。
サービスを一時停止すると、そのサービスは保留状態になり、再開しない限りは提供されない。
イベントログやプラグアンドプレイなどは、一時停止できない。



[サービス]で指定できる主なもの
FILE SERVER FOR MACINTOSH Macintoshファイルサーバ
LPDSVC LPDデーモン
NET LOGON Net Logonサービス
NETWORK DDE Network DDE(Dynamic Data Exchange)
NETWORK DDE DSDM Network DDE管理サービス
NT LM SECURITY SUPPORT PROVIDER 名前付きパイプ以外のトランスポートを使っているRPCプログラムのサポート
REMOTE ACCESS SERVER リモートアクセスサーバ
SCHEDULE スケジュール
SERVER サーバ
SIMPLE TCP/IP SERVICES シンプルTCP/IPサービス
WORKSTATION ワークステーション

■ 使用例 ■

・Windows Internet Name Service(WINS)を一時停止する

C:¥>net pause "wins"
◆ NET CONTINUE

NET CONTINUE サービス

NET CONTINUEは、現在一時停止しているサービスを再開する

オプション
 NET STARTのオプションを参照。

■ 使用例 ■

・Windows Internet Name Service(WINS)を再開する

C:¥>net continue "wins"
◆ NET SHARE

1  NET SHARE 共有名

2  NET SHARE 共有名 = ドライブ:パス名 [/users:数値 | /unlimited]
[/remark:"テキスト"] [/cache:Manual | Automatic | No]

3  NET SHARE 共有名 [/users:数値 | /unlimited] [/remark:"テキスト"]
[/cache:Manual | Automatic | No]

4  NET SHARE [共有名 | ドライブ:パス名] /delete

NET SHAREは、ネットワーク上に提供する資源に関して設定する。
1.オプションを指定しないで実行すると、ローカルコンピュータが提供している資源を一覧で表示。
  共有名を指定すると、その共有資源に関する情報を表示。
2.ドライブやパスを指定する場合。
3.共有した内容を変更する。
4.共有を削除する。


パラメータ
 共有名・・共有資源のネットワーク名を指定
 ドライブ:パス名・・共有するディレクトリをC:¥のようなドライブ名からの絶対パスで指定
 数値・・ユーザー数を指定
 テキスト・・文字列。注釈を記入

/users:数値
 共有資源に同時にアクセスできるユーザーの最大数を設定する。
/unlimited
 共有資源に同時にアクセスできるユーザーの数を無制限に設定。
/remark:"テキスト"
 資源に関するコメントを追加する。テキストはダブルクォーテーションで囲む。
/delete
 資源の共有を停止する。
/cache:Automatic
 オフラインキャッシュを有効にする。(無効なオプション)
/cache:Manual
 手動でオフラインキャッシュを有効にする。(無効なオプション)
/cache:No
 オフラインキャッシュが不適切なクライアントにアドバイスする。(無効なオプション)

■ 使用例 ■

・C:¥aaaフォルダを「aaaフォルダ」という名前でネットワーク上に公開

C:¥>net share aaaフォルダ=C:¥aaa
◆ NET USE

1  NET USE [デバイス名 | *] [¥¥コンピュータ名¥共有名 [¥ボリューム] [パスワード | *]]
[/user: [ドメイン名¥] ユーザー名]
[/user: [ドット形式のドメイン名¥] ユーザー名]
[/user: [ユーザー名@ドット形式のドメイン名]]
[[/delete] | [/persistent: [yes | no]]]

2  NET USE [デバイス名 | *] [パスワード | *] [/home]

3  NET USE [/persistent: [yes | no]]

NET USEは、ネットワーク上で提供されている資源に、接続・切断するコマンドである。
1.新しい共有の開始
2.ホームディレクトリの接続
3.ネットワークへの再接続の接続を制御


パラメータ
 デバイス名 ・・資源に割り当てる名前やデバイスを指定する。
        デバイス名には、ファイル共有ではディスクドライブ(d:~z:)とプリンタ(LPT1:~LPT3:)
        の2種類がある。次に利用できるデバイス名を自動的に割り当てるには、
        デバイス名を指定する代わりにアスタリスク(*)を指定する。
 ¥¥コンピュータ名 ・・共有資源を管理しているコンピュータの名前を指定する。
          一般的には資源を持っているコンピュータだが、プリントサーバなど直接的には資源と
          接続していないコンピュータであることもある。コンピュータ名に空白文字が含まれる場合には、
          2つの円記号(¥¥)とコンピュータ名をダブルクォーテーションで囲む。
          コンピュータ名は1バイト文字で1から15文字まで。
 ¥共有名 ・・共有資源のネットワーク名を指定する。
 ¥ボリューム ・・ネットワーク上に公開されているNetWareボリュームを指定する。
         NetWareサーバに接続するには、クライアント上でClient Service for NetWareが、あるいはサーバ上で
         Gateway Service for NetWareが実行中でなければならない。
 *    ・・ パスワードの入力を求めるプロンプトを表示する。
 ドメイン名 ・・ ドメインを指定する。ドメイン名が省略されると、現在ログオンしているドメインが使用される。
 yes ・・ 現在の接続を保存し、次回ログオン時に復元。
 no ・・ 現在の接続とそれ以降の接続を保存しない。既存の接続は次回ログオン時に復元される。

/user
 共有資源に接続する時に使うユーザー名を指定。
/home
 ホームディレクトリにユーザーを接続。
/delete
 ネットワーク接続を解除し、その接続は次回ログオン時に再接続しないように設定する。
/persistent
 次回ログオン時のネットワーク再接続を制御。デフォルトでは前回指定した設定が維持される。

■ 使用例 ■

・「aaa」という名前のコンピュータ上で公開されているbbbという名前のフォルダに接続

C:¥>net use ¥¥aaa¥bbb
◆ NET VIEW

1  NET VIEW [¥¥コンピュータ名 [/cache] | /domain [: ドメイン名]]

2  NET VIEW /network:nw [¥¥コンピュータ名]

NET VIEWは、ネットワーク上で共有されている資源を一覧で表示。
2はNetWareネットワークの場合に使用。
オプションの指定をせずに実行すると、ローカルエリアネットワークの全てのドメインの資源を表示。
ドメインを指定すると、そのドメイン内の共有資源が、コンピュータ名を指定すると、そのコンピュータの
共有資源が一覧で表示される。


パラメータ
 ¥¥コンピュータ名・・共有資源を表示させるコンピュータを指定する。
 ドメイン名・・ドメイン名を指定する。

/domain:ドメイン名
 コンピュータを表示させるドメインを指定。
/network:nw
 NetWareネットワーク上で利用できるサーバを全て表示する。
 コンピュータ名を指定すると、NetWareネットワークの指定したコンピュータ上で利用できる資源を表示。
/cache
 指定したコンピュータ上の資源のオフラインクライアントキャッシュ設定を表示。(無効なオプション)

■ 使用例 ■

・「aaa」という名前のコンピュータの共有資源を一覧

C:¥>net view aaa
◆ NET FILE

NET FILE [id [/close]]

NET FILEは、共有ファイルを閉じ、ファイルのロックを解除するコマンドである。
オプションを指定しないで実行すると、ネットワーク上で公開しているファイルの一覧が表示される。
NET FILEコマンドは、ファイル共有サービスを提供しているコンピュータ上でのみ実行可能。


パラメータ
 id・・ファイルの識別番号を指定

/close
 開かれているファイルを閉じて、ファイルのロックを解除する。

■ 使用例 ■

・ローカルコンピュータでネットワーク接続されているファイルを一覧で表示

C:¥>net file
◆ NET SESSION

NET SESSION [¥¥コンピュータ名] [/delete]

NET SESSIONは、指定したコンピュータとネットワーク上の他のコンピュータとの
間のセッションを一覧で表示したり、切断したりできるコマンドである。
オプションを指定しないで実行すると、NET SESSIONコマンドを実行したコンピュータ全ての
セッションに関する情報を表示する。
NET SESSIONコマンドは、共有資源を提供しているコンピュータ上でのみ実行可能。


パラメータ
 ¥¥コンピュータ名・・セッション情報を一覧表示するコンピュータを指定する。

/delete
 ローカルコンピュータとコンピュータ名との間にあるセッションを終了し、コンピュータ上で
 そのセッションに対して開かれている全てのファイルを閉じる。
 コンピュータ名を省略すると、全てのセッションを終了する。

■ 使用例 ■

・ローカルコンピュータのネットワーク関係のセッションを表示

C:¥>net session
◆ NET PRINT

1  NET PRINT ¥¥コンピュータ名¥共有名
2  NET PRINT [¥¥コンピュータ名] ジョブ番号 [/hold | /release | /delete]

NET PRINTは、ネットワーク上で共有されているプリンタのジョブを管理するコマンドである。
1.プリンタを管理にしているコンピュータの名前とプリンタ名を指定すると、
  このプリンタのプリントキューの状態を一覧で表示。
2.ジョブ番号を指定すると、そのジョブを保留にしたり再開したり削除する事ができる。


パラメータ
 ¥¥コンピュータ名・・ プリンタを共有資源として管理しているコンピュータの名前を指定。
 ¥共有名・・ プリンタの名前を指定する。
 ジョブ番号・・プリントジョブに割り当てられている識別番号を指定する。
         プリントジョブには一意の番号を割り当てられる。

/hold
 プリントジョブを保留する。保留されたジョブはプリントキューとして残り、
 保留が解除されるまで他のプリントジョブが印刷される。
/release
 プリントジョブの保留を解除する。
/delete
 プリントジョブを削除する。

■ 使用例 ■

・2000Serverという名前のプリントサーバのプリントキュー状態を一覧で表示

C:¥>net print ¥¥2000Server¥Writer
◆ NET CONFIG

NET CONFIG [SERVER | WORKSTATION]

NET CONFIGは、SERVERまたはWORKSTATIONサービスに関する情報を表示するコマンドである。

SERVER
 Serverサービスに関する情報を表示。
WORKSTATION
 Workstationサービスに関する情報を表示。

■ 使用例 ■

・ローカルコンピュータのSERVERサービスに関する情報を表示

C:¥>net config server
◆ NET NAME

NET NAME [名前 [/add | /delete]]

NET NAMEは、NET SENDコマンドでメッセージを送信する時の宛先名(エイリアス)
を追加、又は削除する。
オプションを指定しないで実行すると、ローカルコンピュータでメッセージを受信できる名前を表示する。


パラメータ
 名前・・メッセージを受信する名前を指定する。名前は1バイト文字で15文字以内。

/add
 コンピュータに名前を追加する。「/add」は必ず指定しなくても良い。
/delete
 コンピュータから名前を削除する。

◆ NET SEND

NET SEND [名前 | * | /domain [: 名前] | /users] メッセージ

NET SENDは、ネットワーク上の他のユーザーやコンピュータ、またはNET NAMEコマンドで
設定した宛先名にメッセージを送信するコマンドである。
メッセージを受信するには、Messengerサービスが開始されていなければならない。


パラメータ
 名前・・ メッセージを送信するユーザー名、コンピュータ名、またはNET NAMEコマンドで指定した宛先名を
      指定する。名前が空白文字を含んでいる場合は、ダブルクォーテーションで囲む。
 *  ・・ グループに所属している全ての名前に対してメッセージを送信。
 メッセージ・・ メッセージとして送信するテキストを指定。

/domain[:名前]
 ワークグループ又はドメインに所属している全ての名前に対してメッセージを送信する。
 名前が指定されている場合には、指定されたドメインまたはワークグループに所属する全ての名前に対して
 メッセージを送信する。
/users
 サーバに接続している全てのユーザーに対してメッセージを送信する。

■ 使用例 ■

・メッセージを送信

C:¥>net send user1 "Test"
◆ NET STATISTICS

NET STATISTICS [workstation | server]

NET STATISTICSは、ローカルコンピュータで実行されているworkstationサービス
またはserverサービスの統計情報ログを表示するコマンドである


workstation
 Workstationサービスの統計情報を表示する。
server
 Serverサービスの統計情報を表示する。

■ 使用例 ■

・ローカルコンピュータのserverサービスの統計情報を表示

C:¥aaa>net statistics server
◆ NET TIME

1  NET TIME [¥¥コンピュータ名 | /domain [:ドメイン名] | /rtsdomain [:ドメイン名]] [/set]
2  NET TIME [¥¥コンピュータ名] /querysntp
3  NET TIME [¥¥コンピュータ名] /setsntp [:ntp サーバの一覧]

NET TIMEは、コマンドを実行したコンピュータの時計を別のコンピュータ
またはドメインの時計に同期させるコマンドである。またコンピュータまたは、ドメインの時計を表示する。
ドメインコントローラ上でオプションを指定しないで実行すると、ドメインのタイムサーバとして
指定されているコンピュータの現在の日付と時刻を表示する。


パラメータ
 ¥¥コンピュータ名・・時刻を同期させる、あるいは時刻を確認するコンピュータの名前を指定。
 ドメイン名・・ドメイン名を指定。
 サーバの一覧・・NTPサーバのホスト名またはIPアドレス。
          複数ある場合は、1バイトスペースで区切り、引用符で囲む。

/domain [:ドメイン名]
 指定したドメイン名のプライマリドメインコントローラの時刻と同期させる。
/rtsdomain [:ドメイン名]
 指定したドメイン名の中の信頼できるタイムサーバと同期させる。
/set
 コンピュータの時刻を指定したコンピュータまたはドメインの時刻に同期させる。
/querysntp
 NET TIMEコマンドを実行したローカルコンピュータのために構成されたntpサーバを表示する。
/setsntp [:ntp サーバの一覧]
 NET TIMEコマンドを実行したローカルコンピュータにntpタイムサーバをIPアドレスかホスト名
 で設定する。複数ある場合には、1バイトスペースで区切り、引用符で囲む。

■ 使用例 ■

・aaaという名前のコンピュータのntpサーバを195,165,10,2に設定

C:¥>NET TIME ¥¥aaa /setsntp:"195,165,10,2"
◆ NET HELP

1  NET HELP [サブコマンド名]
2  NET サブコマンド名 /?

NETコマンドは、22個のサブコマンドの集合体であり、1でサブコマンドの
使い方や構文、オプションを表示し、2ではサブコマンドのオプション指定での簡単なヘルプ情報を表示する。


パラメータ
 サブコマンド名・・ドメインに追加・削除するコンピュータを指定する

■ 使用例 ■

・サブコマンドGROUPの使い方を表示

C:¥>net help group

・サブコマンドGROUPのヘルプ情報を表示

C:¥>net group /?
◆ NET HELPMSG

NET HELPMSG メッセージ番号

NET HELPMSGは、Windowsのネットワークメッセージ(エラーメッセージ、
警告メッセージなど)に関する情報を表示するコマンドである。
メッセージ番号とはNETコマンド実行時などに表示される、メッセージに割り振られた4桁の番号の事。


パラメータ
 メッセージ番号・・Windowsメッセージの桁の番号


■ 使用例 ■

・エラーメッセージ番号2310の詳しい情報を表示

C:¥>net helpmsg 2310



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