Inspiron 11 3000(3137)のプリインストールソフトウェア

デルのInspiron 11 3000(3137)シリーズに標準搭載されているソフトウェア類を簡単にご紹介します。

非常にソフトウェアの数は少なく、独自の管理ツールとマカフィーのセキュリティソフト以外は、無駄なものは何もないという感じです。

なお、以下はWindows 8を搭載したモデルの内容であり、Windows 8.1搭載のモデルの内容とは異なる可能性がありますので、参考程度にお願いいたします。

※他のデル製PCに搭載されているソフトウェアの内容と非常に似ており、ソフトウェアの内容には興味をお持ちの方も 少ないかと思いますので、レビューとは別のおまけ記事として掲載しています。



一部、クリックで大きな画像を表示できるようになっているものがあります。


デスクトップ画面の様子。購入直後、この状態です。アイコンはごみ箱のみ。

モダンUIの様子。Windows標準のストアアプリと、デルのツールが2、3個あるのみ。

アプリ一覧画面。

搭載されているソフトウェアの内容ですが、 デル独自のソフトとしては、マイデル(My Dell)、Dell Backup and Recovery、PC Ceckup、Dell Update、Dell Digital Delivery、Dell Audioなどを搭載。

アンチウイルスソフトにはマカフィセキュリティセンターを、
その他、「hotspot」や「asav」といったネットワーク関係のツールが搭載されています。

hotspotは自分のマシンをWiFiホットスポットにできるというツールで、 WiFiに対応しているデバイスであれば、WiFiアクセスポイントに接続するような形でネットワークを共有出来るようになります。

あとasavは、QUALCOMM ATHEROS SmartNetの設定を行うもの。
SmartNetとは、Qualcommのネットワークチップの事で、このツールを使う事で、 ゲームやオーディオ等、アプリケーションの帯域幅に対する優先度を設定する事ができます。 (例えばネットワークゲーム中は、ゲームの通信速度が落ちたりしないよう、ソフトウェアの優先度を決めるなど)

なお、asavという名称は「QUALCOMM ATHEROS SmartNet Controller」 の実行ファイルがasav.exeである所からきています。 ただasavだと何のツールなのかが見ただけでは全く分からないので、「asav」ではなく「SmartNet」など、 もう少しわかりやすい名称にした方が良いのではと思ったりしなくもないです。



My Dell。システムの総合管理を行う事ができるツール。

My Dellは、バックアップやシステムの情報、システムのチェック他、 マシンの総合的な管理を行うためのツールです。

製品購入後は、できるだけ早めにこのMy Dellからリカバリディスクを作成するか、 もしくはDell Backup and Recoveryを直接開いてリカバリディスクを作成した方が良いと思います。



My Dell > 検査メニューを開くと、PC Checkupという機能を利用できます。

My Dell > バックアップメニューより、Dell Backup and Recoveryの機能を利用できます。

My Dell > システム情報では、マシンの情報やセキュリティの状態などを監視可能。

My Dell > サポートは、サポート情報を表示。マニュアルへのリンクやお問い合わせ情報が記載されています。

Dell Backup and Recovery。My Dellからもアクセス可能なバックアップ&リカバリツールです。

Dell Digital Deliveryは、製品購入時に一緒に購入したソフトウェアをダウンロード・インストールするためのツール。

Dell Digital Deliveryでは、システム全体のリカバリを行った場合やソフトの再インストールを行う場合にも、メディアなどを別途用意する必要はなく、購入したソフトウェアはネット接続でダウンロード・インストールする事が可能。

クラウドでソフトウェアを管理する、という類のもののようです。

メディアやマニュアルがつかないので廃棄物削減の効果があるという事、またメディアを利用する手間やライセンス情報の管理が楽になるという効果もあるそうですが、細かい部分は不明。

※例えば製品購入時に一緒に購入したソフトを、購入したマシンではなく他のマシンで利用したいとなった場合、どうなるのかとか、その辺りが良くわかりません。



オーディオ機能の管理を行えるDell Audio

Inspiron 11 3000(3137)にはオーディオテクノロジーであるWaves MaxxAudioが搭載されており、その設定をDell Audioで行う事ができます。

ゲームや音楽、映画などの音はオーディオの設定によって雰囲気がガラッと変わってしまいますが、Dell Audioでは場面によって低音を大きくする等、細かい設定が可能です。

小さなノートのスピーカーで音楽などを聴くのならばともかく、スピーカなどに接続して音楽を聴いたりゲームをする場合、設定によってかなり音は変わりますので、使う方には結構便利かと思います。



ソフトウェア・・とはちょっと異なりますが、Dellのタッチパッドの設定。

Inspiron 11 3000(3137)のタッチパッドはパームリジェクションに対応。
キーボード入力中などに、うっかり手のひらがタッチパッドに触れても感知しないような仕組みになっています。

※タブレットなどでペン使用時に画面に手をついても誤入力しないものがあるのは、パームリジェクションに対応しているからです。



QUALCOMM ATHEROS SmartNetの設定。asavというアプリを起動すると上記アプリが起動します。

マカフィーセキュリティセンター

hotspotというツール。自分のマシンをホットスポットのようにできるのだとか

Inspiron 11 3000(3137)のソフトウェアについては以上となります。

製品の購入や価格などの情報は公式の製品ページでご確認ください。
製品の性能や外観については、当サイトに掲載のレビュー記事の方をご覧頂ければと思います。