xcopyの /v について |
xcopyでご紹介しているオプションの一つ/v。 当サイト上では/vは「無効なオプション」と説明していますが、 XPのコマンドプロンプトのヘルプ(help)でxcopyの/vの使用方法を参照しても 「書き込んだ各ファイルを検証します。」という説明がされているだけで、 無効なオプションなどという説明はどこにも見当たりません。
ですが、実際にコマンドラインで xcopy /v を指定して実行したとしても、 一瞬頭を捻ってしまいますが、ヘルプの情報に誤りがあるという訳ではありません。 コマンドプロンプトのヘルプで表示されるxcopyの情報は最低限のものであり、 このコマンドについてのより詳しい情報は、 Windowsに付属しているコマンドライン・リファレンスより見る事ができます。 こちらのリファレンスに掲載されている、 xcopyの/vについての解説では 「Windows XP では、このコマンドは使用されません。 MS-DOS ファイルとの互換性を確保するためだけに用意されています」と述べられており、 /vが無効なオプション(XP)であるという事がわかります。 サイト上で「無効なオプション」などといった解説をしているのはこのような理由からなのですが、 これではあまりにも説明が足りず混乱させてしまう恐れがありますので、 ここで取り上げさせていただきました。 ちなみに、このコマンドについての詳しい情報が掲載されたコマンドライン・リファレンスは、 Windowsに標準で付属しているものです。
コマンドライン・リファレンスは、 通常はWindowsのHelpフォルダ内にある「ntcmds.chm」を参照する事でご確認いただけます。 参照方法は、コマンドラインにhh ntcmds.chmと入力して実行するか、 スタートメニュー → 「ファイル名を指定して実行」ダイアログにhh ntcmds.chm と入力して実行する事で起動させる事ができます。
このコマンドリファレンスには、 コマンドプロンプトのヘルプなどには書かれていない情報なども沢山掲載されていますので、 コマンドをよく利用される方はショートカットなどを作り、 すぐに閲覧できるようにしておくと便利です。 |